大松明の所以

京極家の始祖、佐々木氏信が始めた盆会に由来する行事で、佐々木京極家代々の菩提を弔う(徳源院にまつられている)ために行われてきたといわれている。約700年の歴史がある。
しかし、清滝の共同墓地ができた享保年間(1719年頃)から行われているのではないか?という説もある。その説が正しいと考えても約280年の歴史があることになる。


行事の変遷

昭和35年(1960年)清滝山山頂への担ぎ上げ中止

昭和34年(1959年)までは大松明を清滝山山頂(標高439m)まで担ぎ上げ、山頂で点火し麓の墓地まで下りていた。だが、伊勢湾台風で登山道が崩れ担ぎ上げることが不可能となり、以降山頂への担ぎ上げは行われなくなった。

昭和45年(1970年)松明保存会で行事を実施

昭和45年(1970年)までは青年会が行事を実施していたが、この年返上した。翌年から松明保存会で実施することとなった。
実際の行事は松明保存会の実行委員(15歳(高校生)〜40歳までの男子)で行う。 また、実施日も旧暦7月14日・15日の2日間から新暦8月15日の1日間に変更された。
※昭和45年までは7月14日に小大松、7月15日にお先松明と大松明を行っていた。

平成17年(2005年)松明資料館開館

清滝旧集会所にて、毎年2月11日大松明用のナワウチを行っている。また、ここを松明用資材倉庫として利用していた。この旧集会所を改装し松明資料館として開館し、パネルや模型の展示を行うようにした。